ITの進歩と内部監査
事業活動のグローバル化に伴い、企業のリスクは多様化し、さらに複雑化する傾向にあります。
そのため、ガバナンスやリスクマネジメントに関する実用的な対応が求められているのです。
また、不安定な経済環境が続く中で、膨大になりつつあるITへの投資や、運用コストに関しても的確な対応が求められます。
ソーシャルメディアやモバイルデバイス、スマートメディア、クラウドといったITの進歩によって、ビッグデータや情報セキュリティなどの新たな課題も生じ始めているのです。
ITの進歩による新たな課題
現在の企業活動において、ITの活用は必要不可欠なものです。
従来のITにおけるセキュリティ対策は、外部からの侵入を防ぐことを目的に行われていました。
しかし、現状では組織外部だけではなく、組織内部にも同様の脅威があります。
近年では、高度で複雑で執拗な攻撃を受け続ける場合も少なくありません。
姿を隠したまま情報を多く盗み取られるため、侵入の痕跡はほとんど残らず、多くの組織がリスクにさらされていることに気づかないまま、手遅れとなってしまうこともあり得るのです。
金融商品取引法における内部統制報告制度では、内部統制の要素としてITへの対応が挙げられており、ITに関する監査は内部監査の重要なテーマとなっています。
内部監査はアウトソーシングで
しかしITの高度化・専門化が進んでいる中で、内部監査を社内で実施するためには、様々な課題があるでしょう。
そもそも社内に内部監査部門がない、あるいは上手く機能していない、社内で十分な人員を確保できない、内部監査に関する十分な知識・経験がない、監査対象である特定分野に専門知識を持つ者がいないといった理由により、経営者の期待に応えられない場合も考えられます。
客観性を持つ内部統制を整備するためには、アウトソーシングが適切な対応であると思われます。
アウトソーシングを活用することによって、内部監査人のスキル・人員不足の解消、監査スピード・品質の向上が期待できるのです。
ソーシャルクッションでは、顧客企業の立場に立った、業務内容や規模にふさわしい内部監査について事前にご相談させて頂きます。
公認会計士としての特性を活かした適切なコンサルティングを行い、内部監査の実施をサポート致しますので、詳細はお気軽にお問い合わせください。